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第30回 四教堂塾 佐伯藩 ルネッサンス

平成19年2月27日

今回のテーマ

佐伯藩 ルネッサンス 

今回の提言者は 大分県南部振興局長の楢本譲司氏です

楢本譲司氏は 県立図書館や文化課に在籍し、「佐伯文庫」現地調査などにも関わった方で、「藩史大事典」の執筆に関わり、佐伯藩毛利家には精通されている方です。

大分県は平成の大合併で58市町村が18市町村になりましたが
これは大分県内が九州の他の県に比べて小藩がたくさんあり 藩という意識が
今でも残っており大体昔の藩時代に戻ったのではないか

佐伯市は面積に比べて同比率の産業は林業 人口や商業販売額 工業出荷額などは低く
農業は耕地面積が低い割には頑張っている
水産業は大分県の半分も占めている点が特徴である
江戸時代の調査で佐伯藩は2万石 その当時日本全体では2000万石 それから考えれば
佐伯藩の人口は3万人のはずだが 52480人の人口があった事などから
これだけの人が生活出来るのだから 佐伯藩は豊かな生活をしていたのだろう
当時から佐伯藩の財政を支えていたのは海産業とくに 鰯を干した「ほしか」という肥料が
日本の綿栽培における肥料として全国に販売されていたお話
毛利藩の政策や難破船を奉行所が取り調べたときの調書などの古文書から
当時の船が何をどこから何処へ運んでいたか解明できる話など
具体的に数字など示して 毛利藩時代の話をわかりやすくしてくださいました。

そういう意味で「ルネッサンス」という言葉が今回のテーマとなったようです
近いうちに高速道路が佐伯まで接続します その時 佐伯は良いところが
たくさんありますよ と市民一人一人が自信を持って言える町にしたいですね。

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