今から約12万年前と約9万年前の2回にわたって阿蘇山の火山活動によって、噴出した溶岩流が、
五ヶ瀬川に沿って帯状に流出し、この溶岩が急激に冷却されたために柱状節理となり、これが五ヶ瀬川の
浸食によってV字峡谷となったものが高千穂峡です。
高さ80m〜100mにものぼる断崖が20kmにわたり続いており、これを総称して五ヶ瀬川峡谷(高千穂峡)と呼びます。
昭和9年名勝、天然記念物に指定され、昭和40年には祖母傾国定公園に指定されました。
峡谷は貸しボートで遊覧できるようになっており、峡谷に流れ落ちる日本の滝百選の一つの
「真名井の滝」の至近まで近づくことが出来ます。